昨夜は1時過ぎから一睡もせず
鳴いてばかりいました
どうしたの?ジョディ
お水
ジャーキーをあげても
鳴き止みません
撫でていて、ふと耳を掻く仕草をすると
目を閉じ、眠りました
後ろ足が動かせないために
耳を掻くことができなかったのでしょう
ごめんね、気がつかなくて
今日はジョディの抗がん剤のための受診日でした
歩けなくなって
後ろ足のアシストバンドを使用し
やっと診察室に入りました
体重が32.6㎏
明らかな減少
体温40.3℃
診察台の上で立っていることもできません
触診中に主治医が
「あぁ、足が細くなったなぁ・・」
後ろ足が以前の1/3の細さになっている
採血を行いました
7/25 8/8
WBC 26800 35200
RBC 509万 492万
PLT 17.8 12.4
OTHR 25600 33400
LYM 300
200
7/25 8/8
BUN 11.9
13.3
Cr 0.5 0.6
TBIL 0.1 0.3
GOT 68 89
GPT 63
160
ALP 935 1606
尿検査 潜血(-)細菌(-)
主治医から
「リンパ球が明らかに減少しています。白血球数は上昇しているのは
リンパ球の働きがないために
増加していると考えられます。
つまり、リンパ球がゼロに近い状態です。
そして、赤血球も血小板も減少しています。骨髄抑制と言うより免疫低下が著しい状態です。
食欲も低下している一因でしょう。
このまま、抗がん剤を投与するのは難しいです。
体重も減少していますので抗がん剤に体が負てしまうと考えられます。
非常に厳しい状態なので、抗がん剤を引き上げようと思います」
引き上げる?休薬ではなくてですか?
「この癌では、休薬と言う考え方はできないです。2週間に1回のクールが難しい場合に
違うプロトコールになります。それは、プロトコール1で
今よりも癌には効果的ですが、副作用が強くなります。」
そうですか・・・
このまま、抗がん剤を中止したら、癌が進行するとかは
誰にも分からないですよね?
どのくらい生きられるかも分からないですよね?
「そうですね。分からないです。
ただ・・・。ジョディちゃんの場合は診断から6ヶ月経過しています。通常は余命3ヶ月から半年と言われている中で
6ヶ月経過していると言うことは、厳しいと考えます。」
ここで、私が泣いていると、主治医は
「ずっと、ジョディちゃんが病気に対して頑張って、治療に対して頑張ってきました。
食欲が戻り、体力が回復したら
また、違う抗がん剤も検討できますから。
一時、休戦しましょう」
休戦・・・・
そして
「ステロイドはすぐに止められる薬ではないので
このまま、継続が良いでしょう。
昼間に寝て、夜中に吠えるのは、認知症とは考えにくく
犬は元来、夜行性です。
ただ、人間の暮らしと合わせられる順応性を持っているので
野生の動物ではなく、ペットとしていられます。
それが出来ないのは、自分に余裕がなく、
不安があったり、痛みがあったりすると
本能に赴くままになっているのではないでしょうか。
明らかな症状がない場合は、抗不安剤を投与し
体力の消耗を考えて、落ち着かせるのが一番だと思います。」
分かりました
終末期と言うことですね
自宅に帰ってから
心配しているお義母さんに
大まかに説明すると
いきなり、自分の帯を切り始めました
え?どうしたの?
「ジョディちゃんの後ろ足のバンドが小さいでしょ。
これで、大きいの作ろうかと思って。
手作りの方法がこの本に書いてあったよ」
帰ってくるのを待っている間に
犬山ハリコさんの
『飼い主、犬の手足になる! 要介護犬プキとの2300日』を
読んだらしい
「ここをバイヤスでくぐって・・」
お義母さん、バンドは3つもあるよ・・
「いいじゃん、いくつあっても。
帯なんか、もうしないしさ。この生地は
丈夫でジョディちゃんの身体に痛くないと思うからさ」
私は奇跡と言うものを見たことはありません
でも、奇跡が起きると信じて
ジョディとの日々を過ごしたいと思います
ジョディ、明日に向かって
がんばろう!
いつまでも
いつまでも一緒だよ