いつまでも一緒だよ

バーニーズマウンテンドッグを飼って9年目に起こった事。泣いてばかりいます。

ブログを読んで頂いた皆様へ


彼女と暮らし始めて95か月、あっという間だったと思います
 
ソファ、台所に通じる場所
いつもの場所に彼女はいません
なんでだろうと思います


なんでいないのかな・・・


名前を呼んでもいません
 
散歩に行こうと言っても、尻尾を振って来ません
 
この辛い日々をどう過ごせばいいか
泣いてばかりです
 
 


彼女が病気になってからは
私たちは、本当の家族になった気がします


彼女を中心に生活を考える


彼女のためにできることを探す


かけがえのない日々でした
 




私たちが彼女と暮らした年月は
たくさんの贈り物をもらいました


でも、最後の、最後まで
彼女には「我慢」をさせたと思います


何もしてあげられなかった


たくさんの物をもらったのに
何も返せなかったと思います
 




バーニーズマウンテンドッグは、本当に「よい」子ばかりです
ですが、病気が多い気がします


でも、病気以外に彼女と過ごす時間は


私たちにとって、喜怒哀楽の「喜」と「楽」しかありませんでした
だから、彼女は短命だったのかもしれません
 


彼女から


たくさん、教えてもらったこと


たくさん、幸せをもらったこと


たくさん、愛してもらえたこと


一生、忘れずに生きていこうと思います




 
私たちは、もう二度と犬と暮らすことはないと考えます
それは、彼女の変わりはこの世にいないからです


彼女と過ごした日々は本当に幸せでした


彼女と出会えて、本当によかった
 
 
そして、このブログを通して
助けられました
 
私は、インターネットに対して、匿名性が強く
良い感情は持っていませんでした
でも、それは偏見でした
 
このブログで、どれだけ助けられたか
言葉では言い表せないと思っています
 
 
最初は、がん告知を受けて、自分の気持ちを整理するために、
息子たちに近況を伝えるために始めたブログですが
 
いつの間にか、このブログが、私の支えになっていました
感情のままに書いたブログに
皆さんが「がんばれ」「応援」していると言って頂ける
それのことで、どれだけ「力」をもらえたかと思います
彼女の病気が辛いなぁと思っても
頑張ろうと思えました
 
この世の中、嫌なことばかりじゃない
優しい人たち、素晴らしい人たちが大勢いると分かりました
 
 
本当にありがとうございます
 
くじけずに、いられたのは
みなさんのおかげです
どれだけお礼を言っても足らないと思います
 
 
ありがとうございました
本当にありがとうございました

荼毘へ  2

息子夫婦を送ってから
まだ、時間があったので
主人と食事をしました
 
ジョディが初めて家に来た時の話になりました
 
どうしても、バーニーを飼いたくて
一週間、お願いしたよね
 
「そうそう、根負けしたよ」
 
でも、俺は絶対に面倒みないよって
言ってたくせに
3か月もゲージで一緒に寝てたじゃん
 
「いやぁ、夜に帰ってくると
 みんなは寝てるのに
ピー、ピーって鳴くからさ」
 
初めて来た時に
抱っこして、よし、よしってあやしたでしょ
その背中を見てさ、子どもほしいのかなぁって思ったよ
 
「うーん・・ジョディが来る前の年に流産したでしょ?
 流産した子の代わりにジョディが来たって
 ずっと思ってたよ。うちの長女だって
 誰にも言わなかったけど」
 
そうなんだ
そうなんだ
 
何も言えませんでした
 
ジョディが死んだときに、泣いてたよね
自分の父親が死んだときも泣かなかったのに
 
「泣いたよ。
 あんたが泣きながら電話しに行ったじゃん?
 その時に、ジョディにさ、俺さ。人工呼吸してみたんだ」
 
え?
 
「俺は素人だから、分からないって思ったけど
あんなに、暖かいからさ・・。
 口をつけて、フー、フーって息を吹き込んで
 心臓ってこのあたりかなって思って、ギュー、ギューって押してさ
 また、口をつけて、フー、フーってやったんだけど
 いつもキスしているジョディの口じゃなくて
 冷たかったんだ。だから、もうダメなんだって思ったら
 涙が流れてきてさ」
 
そうなんだ
分からなかったよ
 
 
それから、ジョディの骨を拾いました
 
小さくなって
 
白く、小さい骨を見て
この言葉って本当なんだと思いました
 
家に帰って、安置しました
 
朝、目が覚めると
思います
 
時間が余る
なんでかなぁ
 
散歩がないからだ
 
ジョディ・・
散歩行こうよ
つぶやいてみると涙があふれました
 
主人が目を覚ますと
「広い部屋だな」と言いました
 
仕事に行ってからは、誰にも話しませんでした
ジョディが・・と口にすると
涙がでます
 
何も考えないようにしました
 
でも、夕方になると胸が苦しくなります
いつもは、誰よりも早く帰っていたのに
ジョディのために
 
今日は残業しようかな・・・。
早く帰っても仕方がないし
周囲の目は、おや?と言った感じでした
 
仕事が終わって車に乗ると
涙があふれました
「ジョディ、ジョディ」
名前を呼んで泣きながら帰りました
 
 
この部屋、ジョディがいない部屋に
いつかは慣れるのだろうか
 
散歩の時間に泣かなくなるように
なるんだろうか
 
 
 
帰ってみると
ゴロ子父、母さんと
メロンさんからお花が届いていました


ゴロ子、父さんには、流動食を教えて頂いたり
セカンドオピニオンの手配までして頂きましたが
受診できずに終えました
 
ジョディが亡くなってから
お礼の電話でゴロ子父さんが
「ああすれば良かった、こうすれば良かったと思うと思います
 うちもそうでしたから。でも、その時、その時で良いと思ったことを
 判断していたわけですから、どうぞ自分を責めないでください」
と優しく言って頂きました
 
迷惑をおかけしてばかりです
 
メロンさんは、
「うちの犬はジョディちゃんの家に行った方が
 ずっと幸せなんじゃないかって思うほどです
 本当に、そう思っています」
と言ってくれました
 
ありがとうございます
 
そして、たくさんのコメントを頂きました
 
一つ、一つに返事を書きたいと思っていますが
もう少し、時間が必要かと思います
すいません
こんな稚拙な文章を読んで頂き
応援してもらって・・・
申し訳なく思っています


ありがとうございます
本当に、ありがとうございます
 




ジョディ、代わりにお礼を言ったよ
 
ジョディ
 




いつまでも・・・
 
いつまでも・・・

荼毘へ 1

2月から、1日も休まず
更新していたブログでした
 
何度も、何度も
書こう、書こうと思っても
ジョディの写真を見ることも
辛い状況です
 
でも、主人が
「コメントが、たくさん届いているよ
 ありがとうは言わなくていいの?」
と言ってくれました
 
そうだ、書こうと思います






ジョディを荼毘に付してきました


 


23日は一緒にいようかと迷ったのですが


息子夫婦や主人、私の都合が合う時にしました


 


息子夫婦は厚木から駆け付けました


 


午前中、おばちゃんに連絡すると


飛んできてくれました


お花とお線香を持ってきてくれました


 


なんで、お線香なの?


と一瞬不思議な感覚になったのですが


あぁ、そうかと思い直しました


 


おばちゃんは、ずっと、ジョディを撫でています


「まだ、早いよ。あんた・・」



 


息子夫婦が到着しました


 


息子の涙を見たのは何十年ぶりだなぁ


ぼんやり考えていました


息子は、無口になっていきました


話しかけても


「うん」「いや、いい」としか言葉を言わなくなりました


ずっと、ジョディを撫でています


 



 


息子の嫁は


「泣きすぎて、頭が痛い」と言っていました

葬儀場では、お迎えに行きますか?と言われたのですが


車が大好きだったジョディのために


自分たちの車で移動しました


 


移動中に息子がずっと撫でていました


 


 


車から移動するときに


たくさん鼻血が出ていました


 


心底、そのシーツを持って帰りたいと思いましたが


言えませんでした


 


 


息子に、大丈夫?と聞いても


「うん」と言っただけでした


 


葬儀場で、お別れをしているときに


私は


ジョディ、ごめんね。病院に行けば良かった


 ごめんね。すぐに行くからね、待っててね


と泣きながら、ジョディにすがっていました


息子は黙って聞いていました


お嫁さんは


「はい?」と怒った声で言いました


 


4人で見送りました


 


4人分、分骨してもうことにしました


 


息子たちは、終電に間に合わなくなるので


骨は拾わずに


帰ることになりました


 


駅まで、送るときに


息子がいきなり言いました


 


「本当に老化かねぇ」


 


え?


 


「あのさ、尿が出なかったからじゃないと思うな


 たくさん出たんだろ?死んだときにさ。


腎不全だったら、尿は作られないから


 違うんじゃないねぇの」


 


そうかなぁ、尿閉からの急性腎不全だと思ったけど


 


「おかしいよ、急に歩けなくなったじゃん


 急性腎不全だったら、もっと症状が出てもいいわけだし


 呼吸がおかしかったじゃん、ずっと前から


 後ろ足も、前足も急に動かなくなったのはおかしいよ


 呼吸が、ずっと悪くて、呼吸抑制がくる何かがあって


 二酸化炭素が溜まって、アシドーシスを起こして


 カリウムが溜まって、血圧が低下してって感じだよ


 尿が出なかったせいじゃないと思うよ」


 


一気にまくし立てるように話していました


 


そうなのかなぁ。レントゲンでは転移像がなかったよ


「そんなの、信じられねぇよ」


 


まぁね


たしかに、前にも鼻血が出たしね


 


「だろ?おかしいよ」


 


私が嘆き悲しんでいるから


出た言葉でしょうか




ジョディの死因に納得がいかないと思っているのでしょうか


怒りを誰にぶつけていいのか


と怒ったような言葉でした


 


何が死因か不確実ですが


 


ジョディがいない事は


事実です




(文字制限があったので2回に分けます、すいません


 2へ続きます)